こんにちは

軍艦島デジタルミュージアム　トシです。
皆さんお元気でお過ごしでしょうか。

今回は軍艦島、撮影スポットとして人気ナンバーワンのスポット
夫婦岩についてお話ししたいと思います。

軍艦島を眺める撮影スポットとして一番人気の夫婦岩。
軍艦島デジタルミュージアムから、国道499号を南に車を走らせ３０分ちょっと、黒浜海岸を過ぎると夫婦岩（めおといわ）が見えてきます。

この道沿いに約１kmにわたりモクモクとそびえ立つ奇岩類、その中の一つが夫婦岩。

地質学的には玄武岩質のマグマが地下深部で徐々に冷えてできた「野母変はんれい岩複合岩体」で、
4億8000万年前に誕生したという。
地殻変動で地上に隆起した岩が、長い時間をかけて差別侵食によってこんな奇妙な形になりました。


和風食堂「一望」の近くの海岸。この辺一帯は地層の傾きがあるため、海底が切り立っているように見える

夫婦岩に近い黒浜の海岸


玄武岩は岩石の中では一番重い






正式名称「野母変はんれい岩複合岩体」



岩石は長い年月の間に、水の流れさえも記憶する。

野母崎半島側から見ると，端島も中之島も高島も平行に見えるが、実は大きく傾いている。
地層傾斜は、端島や中之島で４５～５０°三ツ瀬地区で１５～３５°
二子坑内で２５～３５°西側へ大きく傾斜している。
故に海底地形図を見てもギザギザで切り立っている。

特に比較的浅部にある三瀬地区では東部海底に連続で炭層露頭が見られる。

 

参考文献「高島炭坑三瀬地区および端島沖海域の探査」山本栄一さん　
                    
夫婦岩は放射年代測定の結果、約４億８千万年の地層であると分かった。
しかし長崎半島や西彼杵半島に広く分布する「長崎変成岩類」の年代が約6～9千万年前であるのと比較すると、その古さが際立っています。
別の場所でつくられて、海洋プレートの移動によって付加体としてここに来たのではないかとも思います。
あくまでも私見です。 
                       

岳路海岸は軍艦島の海底水道を通した場所です。



波に差別侵食された荒々しい岳路の海岸





水仙祭りがある場所です。軍艦島がよく見えます。
バス停の名前は恐竜博物館に変わりました。


水仙の香りが漂う丘と軍艦島の遠景が美しい



野母半島 の南の端「 権現山県立公園」ごんげんやまと呼びます。
春は桜の名所ですが、軍艦島を上から観れる場所です。
反対側には天草が見えます。

地図をつけておきます。


 地図参照  good deson

軍艦島の撮影ポイントはまだまだ沢山ありますが、自分で探すのも楽しいと思いますので
今日はここまでで終わります。

最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました。

また次のブログでお会いしましょう。

軍艦島デジタルミュージアムガイド　トシ　でした。