皆さん、ようやく10月らしい季節になったと思ったら

いまだにここ長崎の昼間は、もう１１月が目の前ですが

夏日に近い気温が続いています。


体調管理には注意しましょうね！


私も着る物に苦慮しています、ナビゲーター木下です。




さて、今回はタイトルにあるように端島の隣にある


「中ノ島」の水上公園についてお話しさせて頂きます。


中ノ島については　３年前にも私のブログで紹介しているのですが、

中ノ島は皆さんよくご存知、端島の火葬場として使われていました。

元々炭層があった中ノ島は、明治１０年頃


長崎の深堀藩、鍋島孫六郎によって開坑されました。


その後、明治１７年９月に三菱が買い入れ、明治２６年５月まで１０年間操業していましたが、


坑内に海水が侵入し廃坑となりました。



そして「中ノ島水上公園」は昭和３５年１２月に着工、昭和３７年４月に完成！


全長１２５０ｍ、幅2ｍ。


コンクリート舗装の遊歩道、ブランコや砂場のある広場や


山頂には展望台や休息所なども設けられ面積4.2ヘクタールでした。


桜の木も植えられ春には花見で賑わったそうです。


また、船着き場も設置され、端島～中ノ島間の運搬船も


運航されていたそうです。




そして、大正時代には高島にあった二子発電所から


端島まで電気を引く為の「海底ケーブル」の中継点としても使われていました。





また、中ノ島にはこんな話も残されています！


「戦前から戦後5～6年の間「中ノ島牧夫」こと吉田甚之助夫婦と


その子供達3人が中ノ島に住み、ヤギ20数頭・豚3匹を飼育、野菜なども栽培し


飲料水や米などは端島に取りに通い、子供達も海が時化ない限り小船で学校に通っていたそうです。



端島の人達は彼の事を「中ノ島の村長」と呼んでいたそうです。



後に、このヤギ達は戦後の食糧不足緩和の為、端島の若い寮生諸君を


おおいに喜ばせる結果になったそうです！


※尚、この文章は今は亡き加地英夫さんの私の軍艦島記から抜粋したものです。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。


また、次回のブログでお会いしましょう！


ナビゲーター木下でした！