梅雨真っ只中にあって

 

 

九州南部は連日の大雨に見舞われて甚大な被害も

 

 

出てきているようです

 

 

長崎も物凄い雨は降らないものの

 

 

海上では、風が強く吹き荒れ模様の日がやや多く

 

 

見受けられるようです。

 

 

 

 

さて今回は端島の時化に纏（まつ）わるお話をしたいと思います

 

 

以前、端島のアパートには部屋に風呂がなく

 

 

島に３ヶ所の共同浴場があるとお話しました。

 

 

その一つが６０号棟と６１号棟の間の地下にあった共同浴場

 

 

此処は、島一番のマンモスアパート６５号棟の目の前にあり

 

 

多くの入浴する人たちでいつも混雑しておりました

 

 

 

 

 

 

しかも此処は、以前潮降り街と呼ばれた場所でもあり

 

 

共同浴場の入り口の目の前には護岸が迫っており




海が荒れると護岸にぶつかった潮が

 

 

共同浴場の入り口目掛けて潮が降って来ることが良くありました。

 

 

 

 

 

 

 

実は私もその洗礼を受けたことがあるのです

 

 

 

その日は兄弟だけで風呂に入りにいった時でした

 

 

入るときは、海が荒れている様子はなく何も考えることもなく

 

 

入浴を終え浴場の階段を弟と上がりながらよし！

 

 

今から家に帰ってコーヒー牛乳を飲もうという話になり




一目散に浴場を出た時でした

 

 

あ！！地面が濡れていると思った瞬間、





後ろから大量の潮を被ってしまいました

 

 

 

実は親父から風呂から出るときは地面が濡れていたら気をつけろと

 

 

良く言われていたのにコーヒー牛乳に気を取られ

 

 

その言葉をすっかり忘れてしまっていました

 

 

もちろん着替えたばかりの洋服はずぶ濡れだし、




弟は潮に押されて転倒し

 

 

ドロドロになっていました

 

 

 

 

 

 

 

父親の言葉を忘れたことで端島の時化の洗礼を

 

 

受けてしまったのでした

 

 

 

 

 

その後は潮が降って来る間隔を図り一度も洗礼を

 

 

受けることもなく入浴しておりましたよ

 

 

 

 

 

 

 

 

時化の洗礼のお話

 

 

如何だったでしょうか？

 

 

また次回お会いしましょう

 

 

 

 

ナビゲーター木下でした。