みなさん　こんにちは

軍艦島デジタルミュージアムのトシです。

お元気でお過ごしでしょうか。

今回は台湾や中国の英雄　鄭成功（ていせいこう）の話を通じて

長崎の新たな魅力を紹介したいと思います。

今回は平戸に二泊して県北の方を回ってきました。


鄭成功は平戸を拠点として活躍した中国の大海商　鄭芝龍（ていしりゅう）を父と

平戸川内の田川マツを母に１６２４年に平戸で生まれました。

千里ヶ浜で貝拾いの際に急に産気づき千里ヶ浜の大石（千里ヶ浜の児誕石）

にもたれて鄭成功が生まれたとされています。

鄭芝龍は数千名の配下をもつ海商船団の頭領でしたが、

後に明朝の招きに応じて帰順し明朝に仕えることになりました。

鄭成功もその後7歳の時に芝龍の招きにより単身渡海すると、

15歳で南京大学に入り学び、21歳の時には明王・隆武から明の皇帝の姓である

「朱」を称することを許され、朱成功の名を賜ることになります。


１７世紀頃の中国の甲冑


当時の中国船









鄭成功記念館




松さんと幼い頃の鄭成功



鄭成功は台湾を 拠点にすることを決め、当時台湾を占拠していたオランダと戦い勝利をおさめました。

その後、台湾に政府を設置し法律を定め民衆のために開拓を行い、

民を養い清朝打倒のチャンスを図りますが、

1662年ついに熱病のために39歳という若さで亡くなりました。

その後、鄭氏三代に亘る政権も1683年清朝に降伏、

幕を閉じることに なったのです。

長崎県平戸市と中国南安市の友好都市締結25周年を記念した写真展が、

市未来創造館で開かれている。

両市を結んだのは「東アジアの英雄」と呼ばれる鄭成功（1624～62）。

平戸出身の田川マツと、南安出身の鄭芝龍との間に生まれた鄭成功の業績を讃え

両市民は1995年10月に友好都市になってから相互訪問を重ねるようになり

平戸の千里ケ浜海水浴場には巨大な鄭成功像が南安から贈られました。


南安から寄贈された鄭成功の像の前で


千里ヶ浜の海岸




美しい千里ヶ浜の海岸


長崎の平戸にお越しの際は是非とも鄭成功の足跡を感じてください。

果敢に戦いを挑みオランダ軍を台湾からを追い出したことで、

台湾の人達からも鄭成功は慕われています。

それではそろそろ

次のブログでまたお会いしましょう。

軍艦島デジタルミュージアムのトシでした。